ウェイトリフティングの大会では、スナッチとクリーン&ジャークの2種の合計重量で勝敗が決まります。
今回はそのジャークについて。
どの動きがジャークなの?
肩に乗っけたバーベルを頭上に上げる行為がジャーク(以下、JK)です。バーベルを床から引き上げる行為は、皆さんご存知クリーンですね。クリーンが終わった状態から更にJKまで終えることで、クリーン&ジャークの完成です。
ちなみに、クリーンが終わった状態はラックポジションっていう言い方もしたり、フロントスクワットのスタートポジションなどの言い方もありますね。
プレスとどう違うの?
一見してショルダープレスやミリタリープレスと勘違いされそうなんですが、プレスと違ってJKは全身を使ってバーを跳ね上げて、肘と肩がガッチリとロックされた状態でバーを受け止めます。
肘や肩が伸び切ってない状態でバーを受け止めて、プレス動作で残りを押し上げるとプレスアウトといって反則行為になります。
3種類について詳しく
このジャーク、欧米系の選手のほとんどがスプリットジャークを行いますが、中国の有名な選手はパワージャークを行ったりスクワットジャークをやったりしてます。
ってことで簡単な分類と解説を引用動画とともにご紹介。
スプリットジャーク
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まずはスプリットジャーク。動画は、私が大好きなCalifornia StrenghのWes Kitt選手の動画です。Youtubeチャンネルはこちら
ラックポジションからバーを頭上に押し上げて、足を前後に開いて体を沈ませ、肘を伸ばした状態でバーを受け止めます。その後、バーを頭上に保持したまま足を戻して静止。
合図の音が鳴ったら下ろしてOK。
合図がなる前にバーを落としてしまうと失格になります。合図は、概ね足を戻してから静止して1秒程度で合図がありますね。
パワージャーク
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続いてパワージャーク。動画は中国のウェイトリフター Tian Tao選手のパワージャークです。Youtubeチャンネルは無いので、検索結果おいておきます。
ラックポジションから頭上に押し上げるまでの動きは、どのJKでも変わりません。スプリットジャークとの違いは、バーを押し上げてからの足の動きです。
スプリットジャークでは足を前後に開いてバーを受け止めますが、パワージャークでは足を左右に広げて体を潜り込ませます。
バーをしっかりと受け止めたら、足を戻して直立姿勢になってから、合図を待ちバーを下ろします。
スクワットジャーク
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最後にスクワットジャーク。動画はスクワットジャークといえばこの人、Lu Xiaojun選手。この人のチャンネルはこれっぽいんだけど、本人はYoutube検索の方が良さげなので、こちらからご覧ください。
こちらは、バーを跳ね上げた後の動きが一番独特なんですが、完全にしゃがみ込みます。足はスクワットポジションまでは開く感じなので、足幅自体は上のパワージャークと一緒かな。
これ、やってみるとわかるんですけど、めっちゃシンドいポジションなんですよ。感覚的にはバーの跳ね上げ量は一番少なく済むので、しゃがみこむ速度があれば行けるような気になりますがとんでもない。
私が上のスプリットジャークとパワージャークだと、100キロ程度は余裕ですが、スクワットジャークだと70くらいで結構きついっす。ちなみにキツイのは下半身よりも肩甲骨周りです。
中国のMA strengthビデオでもこのスクワットジャークは取り上げてて、私もちょくちょく練習してるけど、感覚的にはパワージャークから徐々にしゃがむ量を増やす感覚なのかなと。
オススメのジャークは?
語れるほどに経験豊富なわけでは無いので、つらつらと各ジャークの動きについて考えを書いていきます。いつか、全国大会レベルのウエイトリフターがこのブログを見つけ、コメントor記事にて修正&解説をしてくれることを深く望む。
各ジャークにおける共通動作
ラックポジションから膝とケツを少々曲げて(ディップ)から、一気に下半身の全ての関節を上に突き上げる!
ここまでは、どのJKでも変わらないんですよね。で、バーが上に上がって行って顎を通過した辺りで、体を潜り込ませながら足を
- 前後に開く
- 左右に開く
- 左右に開いて、深くしゃがむ
動作で、3種の分け方ができます。
各動作におけるメリット・デメリットは自分なりに考えがまとまりつつあるので、次記事にてまとめていく所存です。
なんで競技として独立してないの?
オレが知りたい。
ただまあ、あえて理由を考えるなら【ウェイトリフティングはやはり床から上げる物だ】という考えがあるんじゃなかろうか。